ページ数が足りてない本だなぁと。
「ゲームニクスとは何か」の”何か”の部分だけを大雑把に説明してるので普段ゲームをやらない人にわかりやすく説明するための本な気がしました。
ゲームニクスがゲーム以外でどのように使われてるかの紹介は沢山あります。
ゲームニクスとは何か 日本発、世界基準のものづくり法則(幻冬舎紹介ページ)

ゲームニクス理論(スライド)
大体の内容はこのスライドに書いてあります

・人を夢中にさせる何かを紐解く
・子供は説明書を読まないが複雑なゲームの操作をこなせるようになっていく、そこにプロセスがある
→「説明書を読んでまで遊びたくない」のが大前提である
→新しいルールを”説明書を読まなくても”すぐに直感的に理解してもらわなければならない
→このプロセルはさまざまなことに応用できる(リハビリ医学など)
・アニメ、映画は受動的、ゲームは能動的
→映像はつまらないところは早送りすればいいが、ゲームはつまらなくなった瞬間に続きは遊んでもらえなくなる
→集中力をきらさせない工夫が必要
→ゲームの小目的、中目的、大目的

18ページ目のゲームニクス理論の全体像
ナムコのトーキングエイド

作者の方が立命館大学映像学部教授もやってるそうなのでゲームの歴史は間違ってはいないと思いますがハード戦争の文章とか短文で適当に紹介されてるのがシャレにならないです。
いくらなんでも「コントローラーで任天堂が勝利した」とか適当すぎじゃ…
(そしてハードは勝ち負けではない)

普段ゲームを遊ばない人がゲームニクスを取り入れたい場合の紹介本みたいな本でした。
興味がある人は本より作者の講義に行った方がいいと思います。

ゲームニクスとは何か 日本発、世界基準のものづくり法則 (幻冬舎新書) Kindle版
ゲームニクスとは何か 日本発、世界基準のものづくり法則 (幻冬舎新書) BOOK☆WALKER版


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